一昔前は預金金利7%の時代があり、普通預金金利が0.001%の現在においては考えられないことですよね。
ただこの先、銀行預金の金利が7%の時代はおそらく来ないのではないかと予想されます。
これは国が大々的に「貯蓄から投資へ」と進めていることから考えても、十中八九間違いありません。
そこで数ある運用商品・投資商品のなかでも、初心者の方でも取り組みやすくおすすめなのが投資信託です。
今すぐ運用を始めないとしても、投資信託の知識を持っておくことは来るべき日にグッドスタートを切るために必要なことです。
ということで元銀行員の私による、3分で理解できる投資信託ミニ講座を開催したいと思います!
[chat face=”1104668.jpg” name=”ななみ” align=”left” style=”type3″]預金金利でお金を増やすことができない今、どの金融商品を選択するかで将来の資産額に大きく差が出てきますよ![/chat]
目次
投資信託の仕組みとは
投資信託とは、投資家から集めたお金を1つにまとめ、運用のプロが株式や債券、不動産などに投資・運用し、利益を分配金として投資家に還元する金融商品のこと。
意訳すると・・
[chat face=”pakutaso20170401-1.png” name=”運用のプロ” align=”left” style=”type1″]お金増やしたい?OK私に任せて!
あなたはよく分からんでしょうから、プロである私が「これや!」と思う株や債券に、あなたに代わって投資しときまっせ~!
あ、せっかくやからあなたとお隣のご主人と向かいの○○さん、お金出した人の金額全部まとめて運用するで~!
利益が出たらお金出してくれた人みーんなに分配しまっせ![/chat]
こんな感じでしょうか?(笑)
上記の説明のとおり、投資家(=投資信託購入者)は最初にお金を出してしまえばあとは投資先の選定などすべて運用のプロに任せっきりでOKなのが投資信託なのです。
投資のスリルを味わいたい人にとってはちょっぴり退屈ですが、何にも分からん!すべて委ねる!という運用初心者さんにはとってもありがたい仕組みと言えます。
【たった4つ!】投資信託で覚えておきたい用語
投資信託について理解するうえでおさえておきたい用語は4つです。
- 純資産総額
- 基準価格
- 手数料
- ベンチマーク
この4つをなんとなく頭に入れておけば、いざ投資信託を選択・購入するときに役に立ちます。
[chat face=”1104668-150×150-1.jpg” name=”ななみ” align=”left” style=”type3″]いっぺんに理解するのは難しいので、とりあえずさらさら~と流し読みしてもらってもOKです![/chat]
①純資産総額
投資信託の規模の大きさを示す指標の1つに「純資産総額」があります。
純資産総額とは、その投資信託が投資している株式や債券、不動産など、ぜーんぶの資産をかき集めた金額のこと。
株価や債券の額面は日々変化しているため、それに伴って純資産総額も日々変化します。
②基準価格
投資信託の売買はすべて基準価格によって取引されます。
基準価格とは、投資信託(ファンド)の値段のことで、純資産総額同様日々変わります。
たとえばAファンドの今日の基準価格が15,000円だったとしても、昨日は14,800円、その前の日は15,200円みたいなことが普通に起こり得ます。
【投資信託の基準価格の算出方法】
基準価格=純資産総額÷全口数
※口数とは投資信託の取引単位のこと。投資信託の場合は1口。(株式の場合は1株ですよね!)
日々変化する純資産総額が絡んでくるため、基準価格も日々変化するというわけです。
ちなみに基準価格から分かることは、「時価」オンリーです。
後述しますが、「基準価格が15,000円だから割高、14,800円だから割安」とか、「○円になったから買い!」など、基準価格が売買の基準にはなる指標ではありません。
③購入手数料、信託報酬、信託財産留保額など手数料関係
投資信託は購入さえしてしまえばあとは運用のプロに任せっきりにできるのがメリットですが、要所要所で手数料がかかるのが少々難点なところです。
- 購入手数料(購入時)
- 信託報酬(保有時)
- 信託財産留保額(売却時)
このように投資信託の購入・保有・売却では、要所要所で手数料がかかってきます。
[chat face=”1104668-150×150-1.jpg” name=”ななみ” align=”left” style=”type3″]投資信託によっては購入手数料がかからない(ノーロードといいます)ものや、信託財産留保額がかからないファンドもあります。[/chat]
投資信託の必須ワード④ ベンチマーク
ベンチマークとは、どのような運用を目指すのかを表す指数のこと。
積極的な運用でベンチマークを上回るパフォーマンスを目指すものを「アクティブファンド」、ベンチマークに連動するような運用成果を目指すものを「インデックスファンド」といいます。
投資初心者はロボアドの活用も
ここまで投資信託の仕組みや覚えておきたい最低限の用語について解説しましたが、はっきり言って複雑すぎますよね・・!
私は前職が銀行員だったため、理解しなければ仕事にならなかったのでかろうじて理解することができています。
なので、まったくの運用初心者の方がご自身で1から勉強して投資信託に挑戦することは、本当に素晴らしいことです。
ですが。
ここは文明の利器ともいえる、「ロボアドバイザー」を利用するのもひとつの方法です。
- 1から投資信託について勉強する時間がない
- この記事を読んで、難しすぎて心が折れた
- 面倒だから定期預金に入れっぱなしでいいや
このような考えが頭をよぎった方は、あなたの代わりに自動で資産運用を行ってくれるロボアドバイザーを活用しちゃいましょう。
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しかもウェルスナビなら投資の学習、ファンドの選定、資産配分、運用、リバランスまですべて自動行ってくれるという賢さ。
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ちなみに私の場合、月1万円の積立てで460万円が70%の確率で898万円になるとのことでした♪
ノーベル賞を受賞した理論に基づいたシュミレーションなので、信憑性がグッと高まりますよね。
あなたもぜひ一度、ウェルスナビの公式サイトのシュミレーションでワクワク感を味わってみてはいかがでしょうか^^
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投資初心者が投資信託を選ぶときの基準
「投資信託の仕組みや用語を理解できた!自分の資産は自分の力で運用していく!!」
このような考えの方は、このまま投資信託の選び方について読み進めてみてください。
投資信託は販売数がとてつもなく多いため、「初心者にはこの投資信託が絶対買い!」みたいなことは言えませんが、基準さえおさえておけば投資信託選びは随分ラクになりますよ^^
投資信託の選び方① 手数料が安い
投資信託初心者の方は、まずは手数料が安い投資信託を選ぶのがおすすめです。
- 購入手数料がかからない(ノーロードといいます)
- 信託報酬が低め
- 信託財産留保額の設定なし
特に信託報酬については、同じ投資信託でも販売会社によってパーセンテージが異なるため、一番低い販売会社(=証券会社や銀行など)で契約するといいですね。
ちなみにネット証券は信託報酬が低めの傾向にあります。
もしも信託報酬が2%を超えるようならば、ネット証券をのぞいてみることをおすすめします。
投資信託の選び方② 純資産総額と基準価格を要チェック
純資産総額は日々変わっているのは前述の通りで、純資産総額の変化によってそのファンドの状態が分かります。
- 純資産総額が増えている → 人気がある
- 純資産総額が大きい → 投資家から支持されている
つまり純資産総額は人気のバロメーターといえます。
多くの投資家から支持を得ているということは、運用成績がいいからだといえますよね。
さらに純資産総額の伸びにプラスして基準価格も上がり続けていればなおよし!です。
多くの投資家がこぞってその投資信託を購入しているという証になるからです。
投資初心者さんは、迷ったら純資産総額・基準価格ともに上昇し続けているファンドの購入を検討しましょう。
投資信託の選び方③ リスク許容度を考える
手数料が安い、純資産総額・基準価格ともに上昇し続けている投資信託を発見!
でもまだ「君に決めた!」は早すぎます。
投資信託はリスクが伴う金融商品であるため、当然元本割れのリスクも起こり得るからです。
投資信託を選ぶ際、一番大切なのはリスクの許容度です。
投資資金がどこから出てくるお金なのか?でリスクの許容度はまるで変わってくるからです。
「この先特に使う予定がなく、なんとなく銀行に置いていた余裕資金」であれば、ハイリスク・ハイリターンのアクティブファンドに投資してもそう問題ありません。
逆に「教育資金」「住宅資金」「老後資金」など、将来使う予定があるお金でハイリスク・ハイリターンの投資信託を購入するのはかなり危険です。
ご自身のリスク許容度はどの程度ですか?
お金の出どこが「絶対に元本割れしたら困る資金」だとしたら、場合によっては投資を見送る必要もあるかもしれません・・!
ただ今は、「お金」じゃなくても投資信託を購入できる便利なシステムもあります。
https://setsuyakuplus.net/rakutennpoint-toushin/
投資信託を選ぶ基準+リスク許容度を十分に考慮し、少額でもいいのでまずは投資信託を始めてみることをおすすめします。
[chat face=”1104668-150×150-1.jpg” name=”ななみ” align=”left” style=”type3″]資産運用は結局はやってみなきゃ分からないことだらけなのです。[/chat]
>>やっぱりロボアドを活用しようかな・・と思ったら、まずはウェルスナビでのシュミレーションをどうぞ^^
さいごに
心のどこかで「いつか始めなきゃ・・」と思っている人が実は多い投資信託。
投資信託は株や不動産投資、仮想通貨などと比べるとかなり初心者向きなので、銀行預金から大きな一歩を踏み出すには最適な運用商品だと思います。
運用の知識がなかったり投資信託について勉強する時間がなくても、ロボアドバイザーのウェルスナビを活用すれば投資信託を始めるハードルは一気に下がります。
資産運用はリスクがあるから一生避けて通るのか、それとも揺れる年金問題もろもろ老後に備えて資産運用にチャレンジするのか。
今後ますます「貯蓄から投資へ」の流れは加速していきます。
今後の資産形成を誤ることなく、良い決断ができるといいですね。